本とKindleの読書航海

次に読む1冊が見つかる

健診結果、何を見て安心すればいい? 永田宏先生の新書で「気になる数値」と「気にしすぎ」を判別!

健康診断の結果、毎年もらいますが、正直「何が異常で、どこを気にした方がいいのか」戸惑うことはありませんか?

私も毎年そうだったのですが、この本を読んで、ようやく健診結果の読み方が理解できるようになりました。

『健診結果の読み方 気にしたほうがいい数値、気にしなくていい項目 (講談社+α新書 875-1B)』

この本は、医学博士の永田宏先生が、健診結果の各項目について、

  • なぜその項目が重要なのか
  • どの数値なら注意が必要なのか
  • 逆に、多少数値がずれても気にしなくていい項目

を、わかりやすく解説してくれます。

特に良かったのは、それぞれの数値が示す意味を、具体的な生活習慣や病気のリスクと関連付けて説明している点です。例えば、コレステロール値について、「ただ高いだけではなく、HDLコレステロールとLDLコレステロールのバランスが重要」といった、より深い理解が得られます。

また、本書は「気にしすぎ」の項目も明確に示しており、過剰な不安を抱える必要がないことを教えてくれます。これは、健診結果に一喜一憂しがちな私にとって、非常に心強い情報でした。

他の健康本との比較

これまで、様々な健康本を読んできましたが、この本は特に「実践的」です。例えば、

  • 『医者が教える食事』 (構成: 井出 瑞樹) は、食事全般の重要性を説いていますが、具体的な健診数値との関連性は薄い。
  • 『世界一やさしい健康の教科書』 (著: 〇〇) は、健康の基礎知識を網羅していますが、専門的すぎて一般読者には理解が難しい部分もある。

本書は、これらの本の良い点を踏まえつつ、健診結果という「自分自身のデータ」と向き合うことで、よりパーソナルな健康管理を可能にしてくれます。

読んで変わったこと

この本を読んで、私は自分の健診結果を冷静に分析し、改善すべき点に優先的に取り組むようになりました。以前は、数値が少しでも悪いと不安になっていましたが、今は「どの数値が本当に重要なのか」を理解しているので、落ち着いて対処できます。

こんな人におすすめ

  • 健診結果の読み方に困っている人
  • 自分の健康状態を客観的に把握したい人
  • 健康診断の結果に一喜一憂してしまう人

ぜひ、この本を手に取って、自分の健診結果を正しく理解し、健康な生活を送るための第一歩を踏み出してみてください。