ゆとやかな老後を送るためのヒントが満載!
「60代70代80代をうまく老いる健康養生法 ―東洋医学2000年のすごい知恵」は、木村容子氏によって書かれた、東洋医学の視点から健康寿命を延ばし、より良い老後を送るための知恵が詰まった一冊です。現代医学だけでは見落としがちな、からだの自然な働きや季節の移り変わりとの調和を重視した養生法は、まさに2000年の歴史に裏打ちされたものと言えるでしょう。
なぜこの本に注目すべきなのか?
高齢化が進む現代において、健康寿命を延ばすことは誰もが願うところです。しかし、多くの健康情報は、一時的な症状の緩和や特定の病気の予防に偏りがちで、根本的な生活習慣の改善や、からだ全体のバランスを整えることへの言及が少ないと感じていませんか?
この本は、まさにその点に焦点を当てています。東洋医学の基本的な考え方である「陰陽五行説」や「気血水」といった概念をわかりやすく解説し、それらを基にした具体的な養生法を提案しています。例えば、
- 季節ごとの養生: 春は肝臓、夏は心臓、秋は肺、冬は腎臓といったように、季節ごとに調子を整えるべき臓器が異なることを理解し、それに合わせた食事や運動を取り入れる。
- 食事のポイント: 旬の食材を積極的に摂取し、体を冷やす食品や熱をこもらせる食品をバランス良く組み合わせる。
- 運動のすすめ: ウォーキングやストレッチといった軽い運動を習慣にし、血行を促進し、気の流れをスムーズにする。
- 心の持ち方: ストレスを溜め込まず、常に前向きな気持ちで過ごすことの重要性を説く。
これらの養生法は、決して特別なものではなく、日々の生活の中で無理なく実践できるものばかりです。
競合本との違い
高齢者の健康に関する書籍は数多く存在しますが、この本は東洋医学という独自の視点からアプローチしている点が大きな特徴です。例えば、一般的な健康本では「カルシウムを摂取しましょう」といった栄養に関するアドバイスが多いですが、この本では「カルシウムは腎臓と密接に関わっているため、腎臓の機能を高めることが重要です」といったように、根本的な原因に迫るような解説がなされています。
また、現代医学に基づいた治療法と東洋医学の養生法を組み合わせることで、より効果的な健康管理が可能になることを提案している点も、他の書籍にはない魅力と言えるでしょう。例えば、高血圧の治療を受けている人が、この本で紹介されている食事療法や運動療法を実践することで、薬の量を減らすことができるかもしれません。
競合としては、例えば「医者が教える健康寿命をのばす食事術」や「老後を後悔しないための資産形成」などが挙げられますが、これらはどちらかというと現代医学や経済学的な視点からのアプローチであり、東洋医学の知恵を深く掘り下げた内容ではありません。東洋医学に興味がある方、自然な養生法を実践したい方には、特におすすめの一冊です。
実際に読んでみて
この本を読んで、まず驚いたのは、東洋医学の考え方がいかに理路整然としているかということです。複雑に絡み合った人間のからだを、シンプルでわかりやすい概念で説明しており、読者は自分の体と向き合い、改善点を見つけ出すことができるでしょう。特に、自分の体質を知り、それに合わせた養生法を実践することは、非常に重要だと感じました。
また、具体的な養生法も、どれもが実践しやすい内容で、すぐに自分の生活に取り入れることができました。例えば、朝起きたらコップ一杯の水を飲む、寝る前に軽いストレッチをする、といった簡単な習慣を取り入れるだけでも、体調が大きく改善されることに気づきました。
まとめ
「60代70代80代をうまく老いる健康養生法」は、東洋医学の知恵を基に、健康寿命を延ばし、ゆとやかな老後を送るためのヒントが満載の一冊です。現代医学だけでは得られない、からだ全体のバランスを整えるための養生法を学び、実践することで、より健康で充実した人生を送ることができるでしょう。ぜひ、この本を手に取って、自分自身の健康管理に役立ててください。
