本とKindleの読書航海

次に読む1冊が見つかる

「これが歴史だ!」:従来の歴史観を覆す、21世紀の歴史学宣言

歴史の学び方をアップデート!「これが歴史だ!」を徹底レビュー

歴史学に新たな風を吹き込む書籍『これが歴史だ!: 21世紀の歴史学宣言』。従来の「出来事の羅列」から脱却し、歴史を「解釈」し「議論」するための視点を提供してくれる一冊です。歴史好きはもちろん、歴史の勉強に苦手意識を持っている方にもおすすめできます。

どんな人におすすめ?

  • 歴史の「なぜ?」を知りたい方
  • 教科書的な歴史に疑問を感じている方
  • 歴史を多角的に捉えたい方
  • 議論や論文作成の材料を探している学生

この本のすごいところ

この書籍の最大の特徴は、歴史を単なる過去の出来事としてではなく、現在と未来に繋がる「生きたプロセス」として捉えている点です。著者のジョー・グルディとデイヴィッド・アーミテイジは、歴史学の最新の研究成果を踏まえ、従来の歴史観を批判的に検証します。

例えば、国家の起源や文明の衝突といったテーマについて、従来の通説とは異なる解釈を提示し、読者に新たな視点を与えてくれます。また、歴史研究の方法論についても詳しく解説されており、読者自身が歴史を分析し、解釈するためのスキルを身につけることができます。

従来の歴史書との違い

従来の歴史書は、出来事の年表や人物の伝記といった情報に終始しがちでした。しかし、『これが歴史だ!』は、出来事の背後にある構造や、人々の思考、行動原理に焦点を当て、歴史をより深く理解するための手助けをしてくれます。

例えば、ユヴァル・ノア・ハラリの『サピエンス全史』は、人類の歴史を生物学的な視点から捉えようとする点で画期的でしたが、『これが歴史だ!』は、より歴史学的な視点から、社会構造や権力関係、文化といった要素を総合的に分析しています。

また、ヘイスティングズの『世界史を変えた12の地図』は、地図を通して歴史を理解するというユニークなアプローチでしたが、『これが歴史だ!』は、地図だけでなく、文献、考古学的証拠、口承伝承など、様々な情報源を駆使して歴史を再構築しようとしています。

実際に読んでみて

私は歴史を専門的に学んでいるわけではありませんが、この本を読んで、歴史に対する考え方が大きく変わりました。これまで、歴史は「暗記科目」として苦手意識を持っていましたが、この本を読んで、歴史は「思考を深めるためのツール」として捉えることができるようになりました。

特に印象に残ったのは、歴史研究における「証拠の解釈」の重要性について書かれていた部分です。歴史家は、限られた証拠に基づいて、過去の出来事を推測しなければなりません。そのため、証拠の解釈は、歴史家の主観や価値観に大きく左右されます。

この本は、歴史研究の難しさや面白さを教えてくれるだけでなく、私たちが歴史を学ぶ上で、どのような視点を持つべきかを教えてくれます。

まとめ

『これが歴史だ!: 21世紀の歴史学宣言』は、歴史の学び方をアップデートしたい方、従来の歴史観に疑問を持っている方、歴史を多角的に捉えたい方におすすめの書籍です。ぜひ、手に取って、歴史の新たな一面を発見してみてください。