ビールの奥深さを科学的に探求!「カラー版 ビールの科学」レビュー
自宅で飲むビールが、もっと美味しくなる!そんな可能性を秘めた一冊が、講談社から発売されている「カラー版 ビールの科学 麦芽とホップが生み出す「旨さ」の秘密 (ブルーバックス 2063)」です。
ビール好きとしては、ただ飲むだけでなく、その背景にある科学や歴史、そして「なぜこれが美味しいのか?」という疑問を解消したいと思う方もいるのではないでしょうか。この本は、まさにそんなあなたにぴったりの一冊です。
どんな内容?
本書は、ビールの原料である麦芽とホップに焦点を当て、その化学的な構造や製造過程における変化を、カラー図解を交えて分かりやすく解説しています。
- 麦芽の生成: 大麦が麦芽へと変化する過程で起きる化学反応を詳細に解説。
- ホップの成分: ホップに含まれる様々な成分が、ビールの風味や苦味にどのように影響を与えるのかを解説。
- 醸造の科学: 麦芽とホップを組み合わせ、ビールを醸造する際の科学的なプロセスを解説。
- ビールの品質: ビールの品質を左右する様々な要因を、科学的な視点から解説。
読んでみてどうだった?
これまで「ビールは美味しいもの」という漠然とした認識しかなかった私にとって、この本はまさに啓示でした。ビールの奥深さに驚き、それぞれの工程でどのような化学反応が起きているのかを知ることで、ビールを飲む際の味わいが格段に深まりました。
特に印象的だったのは、ホップの成分に関する解説です。ホップに含まれるα酸が苦味を生み出すだけでなく、様々な香気成分がビールの風味を複雑にしていることを知りました。
また、カラー図解が豊富なので、難しい化学の知識がなくても、視覚的に理解しやすいのも魅力です。ビール造りに関わる方はもちろん、ビール好きの一般の方にもおすすめの一冊です。
競合書籍との比較
ビールの解説書は数多く存在しますが、「カラー版 ビールの科学」は、科学的な視点に特化している点が特徴です。例えば、マイケル・ジャクソン氏の「ビール大全」は、ビールの歴史や種類、テイスティング方法などに重点を置いていますが、本書は、ビールの「旨さ」を化学的に解明することに焦点を当てています。
また、ラン・ボトニック氏の「世界一おいしいビール選び」は、ビールの評価基準や選び方について詳しく解説していますが、本書は、ビールの原料や製造過程に深く踏み込んでいます。
メリットとデメリット
メリット:
- ビールの科学的な側面を深く理解できる
- カラー図解が豊富で分かりやすい
- ビールを飲む際の味わいが格段に深まる
デメリット:
- 化学の知識がないと、一部内容が理解しにくい場合がある
- 専門書のため、気軽に読める内容ではない
まとめ
「カラー版 ビールの科学」は、ビール好きにとって、知的好奇心を刺激し、ビールの奥深さを再発見させてくれる一冊です。ビールを科学的に理解したい方、自宅でのビールライフをさらに充実させたい方におすすめです。
