フランスの高校で哲学を学ぶとは?
「哲学」と聞くと、難解でとっつきにくいイメージを持つ方もいるかもしれません。しかし、フランスでは高校の授業で哲学を学ぶことが一般的です。本書『文庫 フランスの高校生が学んでいる10人の哲学者』は、そんなフランスの高校生がどのような哲学に触れ、どのように学んでいるのかを、わかりやすく解説した一冊です。
本書の魅力は、哲学のエッセンスを詰め込みながらも、高校生にも理解しやすいように平易な言葉で書かれている点です。哲学的な概念をいきなり提示するのではなく、具体的な哲学者たちの生涯や思想のエピソードを交えながら、徐々に理解を深めていく構成になっています。
どんな哲学者が紹介されているの?
本書では、以下の10人の哲学者が紹介されています。
- プラトン
- アリストテレス
- デカルト
- スピノザ
- ライプニッツ
- ロック
- ルソー
- カント
- ニーチェ
- サルトル
西洋哲学の基礎となる重要な哲学者たちが網羅されており、哲学の全体像を掴むのに役立ちます。それぞれの哲学者の思想が、現代社会のどのような問題と関連しているのかも解説されており、哲学を学ぶ意義を実感できるでしょう。
読んでみてどうだった?
私はこれまで哲学に触れる機会がほとんどありませんでしたが、本書を読んで哲学の世界に興味を持つことができました。特に、ニーチェやサルトルの思想は、現代社会を生きる私たちにとって、示唆に富むものだと感じました。
哲学書というと、専門用語が多用されていて、読むのが大変というイメージがありました。しかし、本書は専門用語を極力使わず、具体的な例え話やエピソードを交えながら解説しているので、哲学初心者でも安心して読むことができます。
他の哲学入門書との違い
哲学入門書は数多くありますが、本書は「フランスの高校生が学んでいる」という視点に焦点を当てている点がユニークです。そのため、哲学の学習方法や、哲学がどのように社会と関わっているのかを知ることができます。
例えば、カントの『純粋理性批判』は、哲学を学ぶ上で避けて通れない難解な書物ですが、本書ではこの書物のエッセンスを、高校生向けのわかりやすい言葉で解説しています。
他の哲学入門書としては、
- 『ソフィーの世界』(ヨースタイン・ゴルデル):哲学史を小説形式で学べる
- 『哲学がわかる本』(中山 善房):哲学の基本的な概念を網羅的に学べる
などが挙げられますが、本書はこれらの入門書とは異なるアプローチで、哲学の世界を深く理解することができます。
こんな人におすすめ
- 哲学に興味があるけど、何から学べばいいかわからない人
- フランスの教育システムに興味がある人
- 高校生や大学生で、哲学の授業の予習・復習をしたい人
- 普段読まないジャンルの本に挑戦したい人
まとめ
『文庫 フランスの高校生が学んでいる10人の哲学者』は、哲学初心者でも安心して読める、わかりやすく丁寧な解説が魅力の一冊です。フランスの高校生がどのように哲学を学んでいるのかを知ることで、哲学の学習方法や、哲学が社会とどのように関わっているのかを理解することができます。ぜひ、手に取って哲学の世界に足を踏み入れてみてください。
