料理の科学がわかる!『料理の科学大図鑑【コンパクト版】』を徹底レビュー
料理好きなら一度は「なぜこうなるんだろう?」と疑問に思ったことがあるはず。例えば、肉を焼いた時なぜ焦げ目がつくのか?、泡立て器で泡を立てるとどうしてふんわりするのか? そんな疑問を、科学の視点から解き明かしてくれるのが『料理の科学大図鑑【コンパクト版】』です。
どんな本?
本書は、料理に使われる様々な現象を、物理学、化学、生物学の知識を交えて解説しています。食材の性質、調理器具の原理、味覚のメカニズムなど、多岐にわたるテーマが、美しいイラストや写真とともに分かりやすくまとめられています。コンパクト版とはいえ、内容のボリュームは十分で、初めて料理の科学に触れる人でも無理なく読み進められます。
実際に読んでみて
私は料理をすることが好きですが、科学的な知識はあまりありません。正直なところ、最初は専門用語が多くて少し難しそうだな…と感じました。しかし、読み進めていくうちに、イラストや丁寧な解説のおかげで、難しい内容もスッと理解できるようになりました。
特に印象に残ったのは、食材の水分活性と保存の関係についての解説です。食品の腐敗を防ぐためには、水分活性をコントロールすることが重要だと知り、日々の料理や保存方法を見直すきっかけになりました。また、加熱による食材の変化や、調味料の化学反応についても詳しく解説されており、料理の奥深さを改めて実感しました。
他の料理本との違い
料理本は数多くありますが、科学的な視点から料理を解説している本は珍しいです。例えば、一般的なレシピ本は「〇〇を〇〇分加熱する」といった指示にとどまりますが、本書は「なぜ〇〇分加熱する必要があるのか?」という疑問に答えてくれます。
『料理の科学大図鑑【コンパクト版】』は、料理のレシピ本とは異なり、料理の背景にある科学原理を理解するための本と言えるでしょう。他の料理本と併用することで、より深く料理を楽しめるようになるはずです。
似たようなコンセプトの書籍としては、例えば「Food Lab」シリーズなどがありますが、本書は日本語で書かれており、日本の食材や調理法に合わせた解説がされている点が特徴です。
どんな人におすすめ?
- 料理の科学に興味がある人
- 料理をもっと深く理解したい人
- レシピ通りに作っても美味しくない原因を知りたい人
- 食に関する知識を増やしたい人
- 辻静雄料理教育研究所のファン
メリットとデメリット
メリット:
- 料理の科学的な背景を理解できる
- レシピの応用力が身につく
- 食材の知識が深まる
- 料理がより楽しくなる
デメリット:
- 専門用語が多く、最初は少し難しく感じるかもしれない
- レシピ本ではないので、具体的な料理の作り方は書かれていない
まとめ
『料理の科学大図鑑【コンパクト版】』は、料理好きにとって、知的好奇心を刺激される一冊です。キッチンで役立つ科学の知識を身につけ、料理をより深く楽しんでみませんか?
