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保育の現場から学ぶ!子どもの「自由」を育む新しい視点 - 『保育からはじまる子どもの自由』

現代の子育てで「自由」が大切な理由

最近、子どもの自主性や自己肯定感を育むために「子どもに自由を与えよう」という考え方が広まっていますよね。でも、具体的にどうすれば良いのか、どんな心構えが必要なのか、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

この本、『保育からはじまる子どもの自由』は、保育の現場で長年子どもたちと向き合ってきた著者の山竹伸二さんが、子どもの発達段階に合わせた「自由」の与え方を丁寧に解説してくれます。

なぜ「保育から」なのか?

山竹さんは、子どもの「自由」を育む上で、保育の現場が非常に重要な役割を果たすと考えています。家庭だけで育てるのではなく、社会とのつながりの中で、子どもが自ら考え、行動する力を養っていく必要があるからです。

本書では、保育における具体的な事例を交えながら、子どもの「遊び」や「生活」の中で、どのように「自由」を促していくのかが分かりやすく説明されています。

子どもの発達段階に応じた「自由」の与え方

この本で特に良かったのは、子どもの発達段階を細かく分析し、それぞれの段階に合わせた「自由」の与え方を提案している点です。

例えば、

  • 乳幼児期: 安全な環境の中で、五感を刺激する遊びを通して、身体的な「自由」を育む
  • 幼児期: 友だちとの関わりの中で、ルールを守りながら、自分の意思を表現する「自由」を育む
  • 学童期: 学習や活動を通して、自分で目標を立て、達成する「自由」を育む

このように、発達段階に応じて「自由」の形を変えていくことで、子どもは無理なく自立していくことができるのです。

読み進める上でのポイント

本書は、保育士の方だけでなく、子育て中の親御さんにとっても非常に参考になる内容です。特に、以下のような方にはおすすめです。

  • 子どもの自主性を尊重したい
  • 子どもの自己肯定感を高めたい
  • 子どもの発達について深く理解したい
  • 保育の現場で、子どもたちの「自由」をどのように育むかヒントを得たい

文章は専門的でありながらも、具体的な事例や著者の熱意が込められており、読みやすく、心に響きます。

他の書籍との比較

子どもの自由や自主性を育むための書籍はたくさんありますが、『保育からはじまる子どもの自由』は、保育の現場からの視点が強く、実践的な内容が豊富です。例えば、

  • 『子どもの心の育て方』 (マサチューセッツ工科大学):こちらは、科学的な根拠に基づいて子どもの心を育む方法を解説していますが、保育の具体的な事例には触れていません。
  • 『0歳から始める子育ての知恵』 (白川修一郎):こちらは、脳科学的な視点から子どもの発達を解説していますが、自由を育むという点に焦点が当てられていません。

本書は、これらの書籍とは異なり、保育という社会的な環境の中で、子どもがどのように成長していくのかを具体的に示すことで、読者に深い理解と共感を与えてくれます。

まとめ

『保育からはじまる子どもの自由』は、子どもの「自由」を育むことの重要性を、保育の現場から丁寧に解説した一冊です。子育て中の親御さん、保育士の皆様、ぜひ一度手に取ってみてください。この本を読むことで、子どもたちの未来をより明るく照らすことができると信じています。