人生を賭ける価値を見つけるための羅針盤
起業家・投資家として知られる堀江貴文氏の新刊『あり金は全部使え(マガジンハウス新書)』。このタイトルを聞いて、あなたは「お金を浪費しろ」とでも言うのか?と感じるかもしれません。しかし、本書で堀江氏が伝えたいのは、単なる消費ではなく、「人生を豊かにするための投資」という考え方です。
本書は、堀江氏が自身の経験を通して得た、お金に対する価値観や考え方を赤裸々に語っています。成功と失敗を繰り返しながら、お金の使い道を間違えていた過去の自分を振り返り、本当に価値のあるものにお金を使うことの重要性を説いています。
なぜ「あり金は全部使え」なのか?
堀江氏が言うように、お金は有限な資源です。しかし、その使い方次第で、人生の可能性は無限に広がります。本書では、お金を「使う」という行為を、単なる浪費ではなく、未来への投資と捉えることの重要性を強調しています。
例えば、スキルアップのための学習にお金を使うことは、将来の収入を増やすための投資と言えます。また、健康維持のための食事や運動にお金を使うことは、人生の質を高めるための投資と言えるでしょう。
従来の「貯金」の概念への異議
私たちは、幼い頃から「お金は大切だから、貯金しなさい」と教えられてきました。しかし、堀江氏は、この従来の「貯金」の概念に異議を唱えます。
「死んで持ち出すわけにはいかないのだから、お金は使うべきだ」
本書では、お金を貯めておくことのデメリットを指摘し、積極的に使うことで得られるメリットを具体的に解説しています。
堀江貴文氏の考え方と、他の自己啓発書との違い
自己啓発書の世界では、目標設定や時間管理術、モチベーション維持の方法など、様々なノウハウが提供されています。しかし、堀江氏の著書は、これらのノウハウとは一線を画しています。
堀江氏の考え方の根底にあるのは、「自分の人生は自分で決める」という強い意志です。他人の意見に流されることなく、自分の価値観に基づいて行動することの重要性を説いています。
例えば、ロバート・キヨサキ氏の『金持ち父さん貧乏父さん』は、資産と負債の違いを理解し、資産を増やすことの重要性を説いています。一方、堀江氏の著書は、お金を増やすことよりも、お金をどのように使うかという視点に重点を置いています。
また、ナポレオン・ヒルの『思考は現実化する』は、目標を明確にし、それを達成するための思考力を養うことの重要性を説いています。堀江氏の著書は、目標達成のための具体的な方法論よりも、お金に対する価値観や考え方を根本的に変えることを目指しています。
読後感とおすすめポイント
本書を読んで、私はお金に対する価値観が大きく変わりました。これまで、お金を貯めることばかりに気を取られていましたが、お金を「使う」ことにも目を向けるべきだと気づかされました。
特に印象に残ったのは、堀江氏が自身の失敗談を赤裸々に語っている部分です。成功者の裏側にある苦労や葛藤を知ることで、読者はより現実的な視点でお金と向き合うことができるでしょう。
この本は、以下のような方におすすめです。
- お金の使い方に悩んでいる方
- 人生を豊かにしたいと考えている方
- 堀江貴文氏の考え方に興味がある方
